プレミアリーグ第2節、リヴァプール対ノッティンガム・フォレストは2-2で試合終了を迎えた。
フォレストが2度先行し、リヴァプールがアレクサンデル・イサクとビクトル・ムニョスの得点で2度追いついた。
保持率はリヴァプールが70%を占めたが、期待得点(xG)と決定機ではフォレストが上回っており、ボールを持った時間だけでは測れない内容だった。
試合結果と4得点の流れ
リヴァプール公式の試合報告は、試合終了のスコアを2-2、会場をアンフィールド、観客数を6万415人と記録している。
得点は前半に1点、後半に3点が生まれ、両チームが攻撃の形を変えながら勝点1を分け合った。
| 時間 | チーム | 得点者 | 内容 |
|---|---|---|---|
| 24分 | フォレスト | ダン・エンドイェ | モーガン・ギブス=ホワイトのラストパスから右下へ決めた |
| 60分 | リヴァプール | アレクサンデル・イサク | コーディ・ガクポの低いクロスをファー側で押し込んだ |
| 70分 | フォレスト | モーガン・ギブス=ホワイト | ネコ・ウィリアムズが得たPKを成功させた |
| 82分 | リヴァプール | ビクトル・ムニョス | フロリアン・ヴィルツのパスを受け、反転からバーの下を射抜いた |
フォレストの先制点は、GKマッツ・セルスのロングボールを起点に中央を素早く進み、最後はエンドイェが仕留めた。
リヴァプールは33分にヴィルツがネットを揺らしたものの、直前のオフサイドで得点は認められなかった。
前半終了間際にはアリソンがイゴール・ジェズスのシュートを防ぎ、1点差を保ったことが後半の同点劇につながった。
後半の最初の同点弾では、右で相手を外したガクポの突破と低いクロスがイサクの近距離弾を導いた。
フォレストはクイックスローからウィリアムズを走らせてPKを得たが、リヴァプールも右へ移ったムニョスが82分に追いついた。
リヴァプールは71分と77分に計5人を交代させて圧力を保ったものの、3点目には届かなかった。
保持率70%でも主導権を握り切れなかった理由
This Is Anfieldが掲載した試合統計では、リヴァプールがボールを長く保持した一方、両チームのシュート数はほぼ並んだ。
数値は次のとおりである。
| 項目 | リヴァプール | フォレスト |
|---|---|---|
| ボール保持率 | 70% | 30% |
| シュート | 13本 | 12本 |
| 枠内シュート | 4本 | 3本 |
| 決定機 | 1回 | 5回 |
| 期待得点(xG) | 1.61 | 2.30 |
70%対30%という保持率だけを見れば、リヴァプールが一方的に押し込んだように映る。
しかし、シュートは13本対12本、決定機は1回対5回であり、フォレストは短い保持時間から得点可能性の高い場面へ進めていた。
リヴァプールは相手陣でボールを動かしても、守備ブロックの外側で使う時間が長く、保持を決定機の量へ変え切れなかった。
Opta Analystの試合分析も、期待得点をリヴァプール1.61、フォレスト2.30としている。
フォレストの数値にはPKが含まれるため、この差の全てを流れの中の攻撃力の差とは読めない。
それでも、ロングボール、クイックスロー、素早い前進から5回の決定機を作った事実は、フォレストの攻撃設計が機能したことを示す。
両チームが得た収穫
リヴァプールは右サイドから2つの答えを出した
リヴァプールの2得点は、どちらも右側から生まれた。
ガクポは対面の守備者を外してイサクへ届け、ムニョスは右へ移ってから反転シュートを決めた。
中央の密度が高い相手に対し、幅を使って守備の向きを変え、最後にゴール前へ入る形は次戦にも残せる。
一方で、前節のニューカッスル戦に続く2-2で、開幕から2試合連続の引き分けとなった。
追いつく力は示したが、先に失点してから攻撃の速度を上げる展開を繰り返せば、勝点3を取る難度は上がる。
前半から相手の背後へ走る選手と、縦パスを入れる選手のタイミングをそろえる必要がある。
フォレストは少ない保持から好機を増やした
フォレストは自陣で守るだけではなく、ボールを奪った後の最初の選択を前向きにそろえた。
先制点のロングボールと2点目につながったクイックスローは、リヴァプールの守備が整う前に攻撃を完了させる狙いが共通している。
保持率を譲っても、シュート数をほぼ互角にし、決定機で上回った点には再現性のある収穫がある。
編集部の見解
編集部は、両チームが異なる方法で得点機を作り、劣勢の時間にも攻撃を諦めなかった姿勢を前向きに評価したい。
リヴァプールには高い保持率を速い縦攻撃へ変える余地があり、フォレストには先行した時間帯の好機をもう1点へ結び付ける余地がある。
課題が数字で明確になった引き分けは、修正の方向を定めやすいという意味で、両者の次戦を楽しみにできる材料でもある。
編集部選出のベストプレー
ベストゴールはムニョスの82分弾
ベストゴールは編集部選出で、ムニョスの2-2とした。
右側でヴィルツのパスを足元に収め、ゴールへ背を向けた状態から反転し、わずかなディフレクションを伴いながらバーの下へ突き刺した。
難しい体勢からコースと強さを両立し、敗戦寸前の流れを変えた一撃だった。
この試合のMVPはギブス=ホワイト
MVPは編集部選出で、1得点1アシストのギブス=ホワイトとした。
先制点ではエンドイェへ正確に渡し、後半はPKを決めて2度目のリードを作った。
Optaによれば、同選手はアンフィールドでのプレミアリーグ通算成績を3得点2アシストとし、敵地でも攻撃の中心になれる力を示した。
観戦時に確かめたい数字の順序
試合の内容を読むときは、保持率だけで結論を出さず、シュート、枠内シュート、決定機、期待得点の順に照らし合わせたい。
次に得点経過と照合すると、どちらがボールを持ったかではなく、どちらが守備の整わない瞬間を多く作ったかが見えてくる。
この試合では、リヴァプールが保持を担い、フォレストが好機の質を高め、最後は個人技を含む2度の同点弾で均衡した。
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