人月単価とは?計算方法と決まり方、開発費を抑えるポイント

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人月単価は、システム開発の見積もりで使われる、エンジニア1人が1か月働く場合の単価です。

計算自体は簡単ですが、単価だけを比べても、開発費が妥当かどうかは判断できません。

見積もりに含まれる作業、必要な人数と期間、品質管理の方法まで確認して、総額と成果の釣り合いを見る必要があります。

この記事では、人月単価の計算方法から、単価を左右する要因、見積もりの注意点、開発費を見直す方法まで順に解説します。

人月単価の意味と計算方法

1人月は、エンジニア1人が1か月働く作業量の目安です。

人月単価を使う見積もりでは、基本的に次の式で人件費相当の金額を計算します。

人月単価 × 開発期間 × 人数 = 人月ベースの費用

人月単価による費用計算の例
人月単価 80万円
開発期間 3か月
エンジニア数 2人
計算結果 80万円 × 3か月 × 2人 = 480万円

この例では、必要な工数は6人月で、人月ベースの費用は480万円です。

ただし、480万円という金額だけでは、納品される機能、品質、保守対応まで判断できません。

人月は作業量を見積もるための指標であり、成果や品質を単独で保証する指標ではないためです。

人月単価を左右する要因

人月単価は、エンジニアの経験だけで決まるわけではありません。

見積もりを比較するときは、次の要因を分けて確認します。

要因 確認したい内容
スキルと経験 必要な技術分野や設計経験を満たしているか
開発地域と体制 国内開発か海外開発か、誰が進行と品質を管理するか
案件の難易度 専門性の高い設計や複雑な要件が含まれるか
委託先の対応範囲 開発だけでなく、要件整理、テスト、進行管理などが含まれるか

開発期間と人数は総額に直接影響します。

一方、案件の難易度や必要な専門性は、担当者に求めるスキルが変わるため、人月単価にも影響します。

同じ人月単価でも対応範囲が異なれば、見積もりの価値は同じではありません。

人月見積もりの利点と注意点

予算の概算を立てやすい

人月単価、期間、人数がわかれば、初期段階でも費用の目安を計算できます。

複数の委託先から同じ条件で見積もりを取れば、価格差も把握しやすくなります。

比較条件をそろえる必要がある

単価だけを並べると、担当者の役割や見積もりに含まれる作業の違いを見落とします。

要件整理、設計、テスト、進行管理、納品後の対応がそれぞれ含まれているかを確認しなければ、正確な比較にはなりません。

作業時間と成果を分けて考える

人月ベースの見積もりは作業量を説明しやすい反面、完成する機能や受け入れ条件までは示しません。

そのため、見積書では人月と単価に加えて、成果物、品質条件、担当範囲を確認します。

変更時の扱いを確認する

開発中に要件や期間が変われば、必要な工数も変わる可能性があります。

追加作業をどのように見積もり、誰が承認するのかを事前に決めておくと、費用が増えた理由を追いやすくなります。

システム開発費を見直す方法

開発費を抑えるときは、人月単価を下げる方法だけを探すのではなく、不要な作業を減らし、同じ工数から得られる成果を増やせるかを検討します。

要件と見積もり範囲をそろえる

最初に、必要な機能と優先順位を整理します。

委託先ごとに異なる条件で見積もりを取ると比較が難しくなるため、対象機能、納品物、テスト範囲、保守の有無をできるだけ同じ条件で伝えます。

市場環境や契約条件も含めて予算を考える場合は、デジタル開発費と見積もりを結ぶ実務ガイドも参考になります。

生成AIは対象工程を決めて使う

生成AIは、基本的なコードの作成、テスト、デバッグなどを支援し、エンジニアが判断を要する作業に時間を使いやすくする手段です。

ただし、導入しただけで人員や期間が必ず減るわけではありません。

どの工程を支援対象にするか、生成された内容を誰が確認するかを決め、実際に減った工数を確かめる必要があります。

オフショア開発は管理費用まで含めて比べる

オフショア開発は、海外のエンジニアや開発会社に業務を委託する方法です。

地域による人件費の違いを活用でき、国内で確保しにくい人材を探す選択肢にもなります。

一方、価格だけでは、仕様共有、進行管理、品質確認に必要な負担が見えません。

オフショア開発の品質管理も含めて体制を確認し、単価ではなく総費用で比較します。

クラウドは利用量と運用を設計する

クラウドサービスを使うと、自社でハードウェアを購入せず、必要に応じて利用するリソースを増減できます。

初期費用だけでなく、継続的な利用料と運用の手間まで含めて比較することが大切です。

サービスごとの違いを整理する場合は、中小企業向けクラウド比較で費用、運用しやすさ、既存環境との相性を確認できます。

greedenの取り組みを読む際の注意点

greedenでは、生成AIとオフショア開発を組み合わせ、従来の開発と比べて工数とコストを3分の1に抑えた事例があるとしています。

既存の説明では、生成AIによるコード作成とテストの支援、オフショア人材の活用を主な要因に挙げています。

ただし、比較対象、算定方法、案件の規模などの条件は示されていません。

この数値はすべての案件で同じ効果が得られることを示すものではないため、相談時には対象業務、品質条件、見積もり範囲を確認してください。

見積もりを判断するときの要点

  • 人月単価は、エンジニア1人が1か月働く場合の単価として使われます。
  • 人月ベースの金額は、単価、期間、人数の掛け算で求められます。
  • 単価を比較するときは、担当者のスキルと見積もりに含まれる作業をそろえます。
  • 生成AI、オフショア開発、クラウドは、対象工程と管理方法を決めたうえで費用対効果を確認します。

開発費の内訳や体制選びに迷っている場合は、必要な機能と予算を整理したうえでgreedenへご相談ください。

投稿者 greeden

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