ChatGPTのグループチャットは、人間の参加者とChatGPTが一つの会話を共有する試験機能でした。
しかし、2026年9月16日時点では、新しいグループチャットを始めることはできません。
OpenAIの提供終了に関する案内によると、2026年7月9日から新規作成、既存チャットのグループ化、招待リンクによる参加が停止されました。
既存のグループチャットは移行期間中だけ利用でき、順次読み取り専用になりますが、会話履歴は引き続き確認できます。
現在できることとできないこと
移行時期はグループチャットごとに異なるため、画面上の状態を確かめる必要があります。
個人で使う通常のChatGPTチャットは、この変更の対象ではありません。
| 確認項目 | 現在の扱い |
|---|---|
| 新しいグループの作成 | できません |
| 既存チャットのグループ化 | できません |
| 招待リンクからの新規参加 | できません |
| 既存グループでの送受信 | 読み取り専用になるまで利用できる場合があります |
| 読み取り専用になった後 | メッセージ、ファイル、画像を閲覧できますが、新しいメッセージは送れません |
グループチャットは何ができたのか
この機能は、友人、家族、同僚などが同じスレッドに参加し、計画、比較、下書き、調査などをChatGPTと進めるための共有スペースでした。
一対一のチャットを他人に見せる仕組みではなく、参加者用の別スレッドを作る点が特徴です。
OpenAIの2025年11月の発表では、日本、ニュージーランド、韓国、台湾で試験提供を始めた後、同月20日にFree、Go、Plus、Proのログインユーザーへ世界的に広げる方針が追記されました。
以下は発表当時の仕様であり、現在の操作手順ではありません。
作成と招待の流れ
- 新規または既存のチャットで、画面右上の参加者アイコンを選ぶ。
- 招待リンクを共有し、最大20人を招待する。
- 初回参加時に、名前、ユーザー名、写真を含む簡単なプロフィールを設定する。
既存チャットに参加者を加えると、元の一対一チャットを残したまま、内容を複製した新しいグループチャットが作られる設計でした。
グループ名の変更、参加者の追加や削除、通知のミュートも参加者一覧から操作できました。
ChatGPTの応答と利用できた機能
ChatGPTは会話の流れに応じて応答するか待機するかを判断し、メッセージ内で「ChatGPT」と呼びかけると明示的に回答を求められました。
グループごとに応答の調子や前提を指定するカスタム指示も設定できました。
- 発表時の応答モデルはGPT-5.1 Auto
- 検索、画像やファイルのアップロード、画像生成、音声入力に対応
- 利用上限は参加者同士のメッセージではなく、ChatGPTが応答したときに消費
- ChatGPTの応答は、回答を受け取る利用者の上限に算入
これらは2025年11月に示された内容です。
機能の終了過程にある現在、モデル名や当時の操作方法を現行仕様として参照することはできません。
プライバシーと参加者の管理
グループチャットは個人の会話から分離され、個人用メモリをグループ内で使用せず、グループの会話から新しい個人用メモリも作らない設計でした。
参加には招待の承諾が必要で、参加者はメンバー一覧を確認し、自分で退出できました。
18歳未満の利用者が参加した場合は、グループ全体でセンシティブな内容への露出を抑える仕組みが案内されていました。
保護者は、当時のペアレンタルコントロールからグループチャットを無効にできました。
既存グループを使っていた場合の対応
履歴を残すための操作は必須ではありません。
ただし、現在も会話を続けているグループは、読み取り専用になる前に移行先と引き継ぐ情報を決めておくと混乱を減らせます。
- 状態を確認する:メッセージを送れるか、すでに読み取り専用かを実際の画面で確かめます。
- 会話の移行先を決める:全員が利用できる連絡手段を選び、切り替える日を共有します。
- 決定事項を抜き出す:会話全体を移すだけでなく、決まったこと、未完了の作業、担当者、参照資料を短い引き継ぎメモにします。
- 必要ならデータを書き出す:別の控えが必要な場合は、ChatGPTまたはOpenAI Privacy Portalからデータのエクスポートを申請できます。
読み取り専用になった後も、共有済みのメッセージ、ファイル、画像は確認できます。
一方で、新しい質問や補足は書き込めないため、継続中の作業を履歴だけに預けたままにしないことが実務上のポイントです。
仕事や学習で残しておきたい運用ルール
グループチャットの終了は、共同作業を一つのサービスだけに依存した場合の引き継ぎも考える機会になります。
次の連絡手段を選ぶときは、ツール名より先に共有のルールをそろえます。
- 入力してよい情報と共有してはいけない情報
- 提案や要約を誰が確認し、最終判断するか
- 決定事項と参照ファイルをどこに保存するか
- 利用中の機能が変更または終了した場合の移行先
特に業務利用では、便利な会話機能と社内の記録を分け、後から決定の根拠を追える状態にしておく必要があります。
入力範囲や確認責任の決め方は、当サイトの「生成AI導入で最初に決めるべき運用ルール」でも整理しています。
グループチャット機能の現在地
ChatGPTのグループチャットは、複数人とChatGPTが一つの会話で協力する試みとして始まりましたが、新規作成と参加はすでに停止されています。
既存の利用者は、履歴を参照できるうちに、継続中の会話と必要な資料を別の場所へ引き継ぐのが現実的です。
通常の個人チャットは今回の変更の対象外です。
過去のグループチャットを開ける場合も、送信できる状態がいつまで続くかはチャットごとに異なるため、OpenAIの最新案内と実際の画面を併せて確認してください。
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