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開発手法の組み合わせ方:プロジェクトに合う進め方を選ぶ

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Photo by Lex Photography on Pexels.com

開発手法は「1つを選ぶ」だけではない

システム開発の進め方は、プロジェクトの目的、変更の多さ、リスク、チーム体制によって向き不向きが変わります。

ウォーターフォール、アジャイル、プロトタイピング、スパイラル開発、DevOpsにはそれぞれ強みがありますが、現場では1つの手法だけで全工程を進めるより、工程や領域ごとに組み合わせたほうが扱いやすい場合があります。

大切なのは、流行している手法をそのまま採用することではありません。

「最初に固めるべき部分」と「作りながら調整すべき部分」を分け、プロジェクトに合う進め方を設計することです。

まず押さえたい主な開発手法

組み合わせを考える前に、それぞれの手法が何を得意としているのかを整理しておくと判断しやすくなります。

手法 得意なこと 注意したいこと
ウォーターフォール開発 要件定義、設計、開発、テストを順番に進め、全体計画を立てやすい。 途中で大きな変更が入ると、手戻りが大きくなりやすい。
アジャイル開発 小さく作って確認し、フィードバックを反映しながら改善しやすい。 目的や優先順位が曖昧なままだと、開発の方向がぶれやすい。
プロトタイピング開発 試作品を通じて、画面、操作感、要件の認識違いを早めに見つけやすい。 試作品をそのまま本番品質と誤解すると、後工程で調整が必要になる。
スパイラル開発 リスクを評価しながら、試作と改善を段階的に進めやすい。 繰り返しの範囲や終了条件を決めないと、管理が複雑になりやすい。
DevOps 開発と運用を連携させ、テストやリリースを継続的に改善しやすい。 ツールだけでなく、チーム間の連携や運用ルールの整備が必要になる。

組み合わせを考えるときの判断軸

複数の開発手法を組み合わせるときは、先に判断軸を決めておくと、方法論だけが先行する状態を避けやすくなります。

この判断軸を置いたうえで、工程ごとに合う手法を割り当てると、組み合わせの目的が明確になります。

開発手法の組み合わせ例

ここからは、代表的な組み合わせと向いている場面を整理します。

どの組み合わせも万能ではないため、メリットだけでなく、管理上の注意点もあわせて確認することが重要です。

ウォーターフォール開発 × アジャイル開発

ウォーターフォール開発の計画性と、アジャイル開発の柔軟性を組み合わせる方法です。

全体方針や基本設計は先に固め、変更が起こりやすい画面や機能は小さな単位で確認しながら進めます。

向いている場面

進め方の例

この組み合わせでは、計画と変更対応の境界を曖昧にしないことが大切です。

「どこまでは固定し、どこからは改善対象にするのか」を先に決めておくと、管理しやすくなります。

プロトタイピング開発 × アジャイル開発

プロトタイピングで初期の試作品を作り、その後アジャイルで改善を重ねる方法です。

文章だけでは伝わりにくい画面の使い勝手や操作の流れを、早い段階で確認できます。

向いている場面

進め方の例

注意点は、試作品と本番システムの役割を分けることです。

プロトタイプは認識合わせには有効ですが、そのまま本番品質になるとは限りません。

性能、保守性、セキュリティなどは、実装段階で改めて設計する必要があります。

スパイラル開発 × ウォーターフォール開発

スパイラル開発のリスク管理と、ウォーターフォール開発の計画性を組み合わせる方法です。

不確実性が高い部分は試作と評価を繰り返し、仕様が見えている部分は計画的に進めます。

向いている場面

進め方の例

この進め方では、検証サイクルの目的と終了条件を明確にしておく必要があります。

何を確認できれば次へ進むのかが曖昧だと、検証が長引き、全体の統制が難しくなります。

DevOps × アジャイル開発

アジャイル開発で小さく改善し、DevOpsの考え方でテスト、リリース、運用までつなげる方法です。

開発と運用を分断せず、変更を安全に届ける仕組みを整えることが目的です。

向いている場面

進め方の例

DevOpsは、ツールを導入するだけで成立するものではありません。

開発チームと運用チームが、リリース基準、障害対応、監視項目、改善の優先順位を共有しておくことが重要です。

スパイラル開発 × DevOps

スパイラル開発でリスクを評価しながら改善し、DevOpsでテストやリリースを継続しやすくする方法です。

リスクを確認しながら段階的に進化させる長期プロジェクトに向いています。

向いている場面

進め方の例

この組み合わせでは、プロセスが複雑になりやすい点に注意が必要です。

担当範囲、承認の流れ、リリース判断を明確にしておくと、品質とスピードの両立につながります。

組み合わせで失敗しないためのポイント

開発手法を組み合わせると、柔軟性は高まります。

一方で、役割分担や判断基準が曖昧なままだと、手法同士の良さを活かせません。

開発手法の組み合わせは、手法名の掛け合わせではなく、プロジェクトを進めやすくするための設計です。

現場で判断に迷ったときは、「どのリスクを減らしたいのか」「どの変更に対応したいのか」に立ち戻ると整理しやすくなります。

まとめ

開発手法を組み合わせることで、計画性、柔軟性、リスク管理、継続的な改善をバランスよく取り入れやすくなります。

ただし、組み合わせれば必ず成功するわけではありません。

プロジェクトの性質、変更の多さ、チーム体制、運用までの流れを見たうえで、必要な手法を必要な範囲に使うことが重要です。

greedenは、システム開発やソフトウェア設計において、課題の整理から実装・運用を見据えた進め方まで支援しています。

開発手法の選び方やプロジェクトの進め方でお困りの場合は、こちらからお気軽にお問い合わせください。

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